冷凍食品に表示されている日付は「賞味期限」です。賞味期限とは、「期待される全ての品質の保持が十分に可能であると認められる期限」であり、「当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする」と定義されています。よって、賞味期限を過ぎた商品は食べられない、ということはありませんが、美味しくお召し上がりいただくために賞味期限内に喫食いただくことを推奨します。

一度解凍したものを再度凍結させると、品質が劣化する可能性が高まるため推奨しません。
冷凍食品の製造工場では、食材の品質保持のため、凍結は短時間（＝急速凍結：-1℃～-5℃の間を短時間で通過させる方法）で行いますが、家庭ではこのような凍結はできず緩慢凍結になってしまいます。緩慢凍結をすると、食品の細胞組織が壊れ、品質を損ねてしまいます。

弊社の 「手間なし」 シリーズは、加熱せずに解凍してそのままお召し上がりいただけます。また裏面の一括表示上部に「（冷凍果実）」と記載されている商品も加熱不要です。
なお冷凍食品の場合、「加熱調理の必要性」という表示項目がありますので、この記載内容に沿って喫食してください。

冷凍食品は急速凍結を行いますが、この急速凍結によって損なわれる栄養素はありません。生鮮野菜は農家が収穫してから店頭に並ぶまでに時間がかかるため、栄養素によっては下がってしまうものがあります。冷凍野菜は収穫後、すぐに加工しますので、鮮度とともに栄養価が維持されている場合が多いようです。

冷凍食品には保存料を使用していません。-18℃以下の低温で保存すると、腐敗や食中毒の原因となる細菌が活動できないため、保存料を使用しなくても長期間の保存が可能となります。

グレーズ（氷衣）処理と呼ばれる工程が施されたものです。乾燥などの品質劣化を防ぐために、凍結後に氷水に通すことで、表面に薄い氷を付けています。内容量の表示には、このグレーズが付いていない状態の量を記載しています。