
「おくら」と平仮名で書くと日本の野菜のようにも見えますが、アフリカ東北部を原産地とし暖かい地域で育つ多年草(日本などでは一年草)で、日本で広まったのは1970年以降と比較的新しい野菜です。 白い花が咲き、その花の後に細長いオクラが生ります。今回の訪問地であるインドはオクラの生産量世界一で、世界中のオクラのおよそ6割がインドで生産されています(ほとんどが国内消費)。そんなオクラの本場インドに、日本人の好みに合いそうなオクラはないかと6月上旬、訪問しました。

訪れたのは気温40℃に迫るインド北東部のオクラ畑、肩の高さほどに成長した株の上部に生えてくるオクラを、作業員が1本ずつ手で収穫します。
収穫したオクラはシートの上に広げ、不良品を除去し、サイズ毎に選別した上で冷蔵トラックに載せ、3時間ほど離れた工場に運ばれます。
とにかく日差しが強いので、作業員の負荷軽減や原料の品質保持のため、選別作業は風のよく通る日陰で作業します。
オクラは大きく成長させすぎると、繊維質が増えて食感が硬くなります。 よって、弊社商品の原料として使用できるのは、まだ短かく若い実のみに限定しており、この規格をクリアできるのは全収穫量のうちの10%程度です。
選び抜かれたインドのオクラを皆様の食卓にお届けできるよう、現在様々な確認・調整中です。
